市内河川の水質検査結果について
本市では、河川の水質について17河川22箇所を定期的に測定を行っています。
稲生沢川本流が環境基準に係る水域類型の河川Aに指定されています。
その他河川は、環境基準に係る水域類型の指定がされていませんが、参考として測定をしています。
R6河川水質検査結果(pdf 207kb)
主な用語解説
pH(水素イオン濃度)
水の酸性、アルカリ性の度合いを示す指標で、㏗が7のときに中性、7を超えるとアルカリ性、7未満では酸性を示します。河川水は通常㏗6.5~8.5を示し、㏗値に異常な変化が認められると水質に何か変化(工場排水の混入等)があることがわかります。
BOD(生物化学的酸素要求量)
水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量のことで、河川の有機汚濁を測る代表的な指標となっています。BODが高いと溶存酸素量(DO)が欠乏しやすくなり、10㎎/L以上では悪臭の発生等がみられます。
SS(浮遊物質量)
水中に浮遊又は懸濁している直径2mm以下の粒子状物質のことで、沈降性の少ない粘土鉱物による微粒子、動植物プランクトンやその死骸、下水、工場排水などに由来する有機物や金属の沈殿物などが含まれます。浮遊物質が多いと透明度などが悪くなるほか、魚類のえらにつまってへい死を招いたり、光の透過が妨げられて水中の植物の光合成に影響し発育を阻害することがあります。
DO(溶存酸素量)
水中に溶け込んでいる酸素の量のことで、水質汚濁が進んで水中の有機物が増えると、微生物による有機物の分解に伴って多量の酸素が消費され、水中の溶存酸素濃度が低下します。溶存酸素の低下は、水域の浄化作用を低下させ、水生生物の窒息死を招きます。
大腸菌数
大腸菌はヒトや温血動物の腸管内に常在し、排泄物中に大量に存在します。ヒト、家畜、又は野生動物や鳥類によって汚染された下水、下水処理水及び自然水や土壌中に認められ、糞便汚染の指標となっています。