共通市章

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28.伝説「銭瓶峠」

銭瓶峠
 下田市吉佐美と南伊豆町青市との境にある三倉山は、このあたりでは最も高い山で、山谷も美しいので縄文、弥生文化の頃の先人は、神の山として祀ったといわれ、近くの洗田(せんだ)からはそれらの遺物が発掘されている。
昔はこの山を越えて南伊豆町下賀茂方面へ行くのであったから険しい峠の一つであった。
今で はバスで一瞬の間に過ぎてしまう。
 昔、朝日の長者と坂の長者がこのあたり一帯を領していた。
 「朝日照る夕陽輝く木の下の岩の真下の石の箱開けば黄金千杯朱千杯」といい伝えられ長者の莫大な宝が埋められていると噂されていた。
朱千杯の方は坂の長者の屋敷から大きな瓶が掘り出されて、その瓶を川で洗ったところ、瓶から出た朱が川から海に流れ、川の水も海の水もまっかに染まってそれが速く神子元島にまで及んだといわれている。
残された謎の「黄金千杯」の瓶は日当りのよい大木のあるどこかにあるに相違ないと、探した人もあったというが、今日までとうとう見つかっていない。
黄金の入った瓶がこのあたりに埋められているとて銭瓶峠と名づけられたとか。
下田市の民話と伝説 第1集より
 更新日:2007/04/01
 
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