東海地震の予知情報 一般的に「地震予知は非常に困難」とされていますが、東海地震はマグニチュード8クラスの海溝型地震で濃密な予知観測網が設置されているので、直前予知が可能な場合があると考えられています。
 東海地震の予知に関する情報は、次の3つに区分して発表されます。
情報名主な防災対策
東海地震観測情報
 観測された現象が東海地震の前兆現象であると直ちに判断できない場合や、前兆現象とは関係がないことがわかった場合に発表されます。
●防災対応は特にありません。
●国や自治体等では情報収集連絡体制がとられます。
 住民の方は、テレビ・ラジオ等の情報に注意し、平常通りお過ごしください。
東海地震注意情報
 観測された現象が前兆現象である可能性が高まった場合に発表されます。
(防災準備行動開始)
●東海地震に対処するため、以下のような防災の準備行動がとられます。
 ○必要に応じ、児童・生徒の帰宅等の安全確保対策が行わ
  れます。
 ○救助部隊、救急部隊、消火部隊、医療関係者等の派遣準
  備が行われます。
●気象庁において、東海地震発生につながるかどうかを検討する判定会が開催されます。
 住民の方は、テレビ・ラジオ等の情報に注意し、政府や自治体などからの呼び掛けや、自治体等の防災計画に従って行動してください。
東海地震予知情報
 東海地震の発生のおそれがあると判断した場合に発表されます。
●「警戒宣言」が発令されます。
●地震災害警戒本部が設置されます。
●津波や崖崩れの危険地域からの住民避難や交通規制の実施、百貨店等の営業中止などの対策が実施されます。
 住民の方は、テレビ・ラジオ等の情報に注意し、東海地震の発生に十分警戒して、「警戒宣言」及び自治体等の防災計画に従って行動してください。
警戒宣言が発令されたら 警戒宣言が発令されると、私たちの身のまわりは次のような規制等がかかります。社会の動きをよく理解して、落ちついて行動することが大切です。
区分措置及び対応
避難住んでいる場所が危険と思われる方は、自主的に避難してください。
ライフライン(電気、ガス、水道)平常どおり供給を継続します。(使用はできますができるだけ使わない)
電話使用は可能ですが、状況に応じて通話規制が行われます。
鉄道最寄りの安全な駅まで運行して停車します。
バス最寄りの安全な駅まで走行し運行は中止となります。
道路避難路などを確保するため、国道・県道・市道等の幹線道路などで交通規制(車は徐行運転)をします。
金融機関営業を中止します。(ただし、一部のATMは営業継続)
コンビニ等耐震性の確保される店舗にあたっては、店舗の判断により営業を継続。
病院外来診療を中止します。(急患を除く)
学校・幼稚園等閉校、閉園となります。(一部の教職員は待機)